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ネットワークエンジニアの1日(例)

NVA編集部NVA編集部

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2017.05.09(Tue)

ネットワークエンジニアの1日(例)

未経験の人はネットワークエンジニアの仕事について想像がつかないと思います。
そこで今回の記事では、ネットワークエンジニアの仕事内容と1日の流れを紹介していきます。

【目次】
ネットワークエンジニアの仕事内容
 ネットワーク設計の仕事内容
 ネットワーク構築の仕事内容
 ネットワーク運用の仕事内容
 ネットワーク保守の仕事内容
 ネットワーク監視の仕事内容
ネットワークエンジニアの1日の流れの相場
 ネットワーク設計・構築の1日の流れ
 ネットワーク運用・監視の1日の流れ
 ネットワーク保守の1日の流れ
まとめ

ネットワークエンジニアの仕事内容




(画像引用元:Unsplash)

そもそもネットワークエンジニアの仕事内容はどういったものでしょうか。

一口にネットワークエンジニアと言っても仕事内容は多岐に渡ります。

一般的には大きく設計、構築、運用、保守、監視に分けられます。
もちろん企業によっては全てに携われる場合もありますが、多くの企業では設計・構築する人と運用・保守する人、監視する人は異なっています。

ネットワーク設計の仕事内容


まずはネットワークエンジニアの設計から仕事内容を紹介してきます。

お客様となる企業のネットワークインフラの課題を解決するために設計を行う仕事となります。
お客様の業務や現状の設計についてヒアリングをしたり、資料などを集めます。そしてコストなども考え設計していきます。
どのような機器でどういった構成、機能を使えば費用対効果の高い設計になるのかを考えます。
必要な機能がなかったり、ポート数が足りなかったりすると大変です。そのため、高いスキルが要求されます。

そうして出来た設計をお客様に説明して受注して初めてお金が発生します。
スキルが求められる仕事なので当然給与も高い水準になります。また、会社にとっては売り上げをもたらすことに直接貢献するので当然、給与は高くなります。

ネットワーク構築の仕事内容


設計担当が設計した通りに各機器を指定の場所に設置し、設定を行う仕事が構築担当となります。
ネットワーク機器のコンフィグやケーブル敷設など物理的な作業も含み、時には床下にケーブルを通すこともあります。
ネットワーク機器のコンフィグなどは事前に自社で行うのですが、機器の設置やLANケーブルとの接続などは現地作業となります。

現地作業ではいろいろと問題が起こったりします。
LANケーブルが届かないことやコンセントが全て使われていて電源ケーブルを繋げる場所がない場合、LANケーブルの敷設工事が終わっていないこともあります。
機器が全然違う場所に設置されていたなどもトラブルとしてあります。

順調に設置が完了しても、現地での動作確認でトラブルが発生することもあります。

構築は日中だけでなく夜中に設置作業を行うこともあるので体力勝負になることが多いです。
ただ、構築はネットワーク機器へのコンフィグや設定などスキルアップができる仕事となり、給与も高い水準です。

ネットワーク運用の仕事内容


構築して出来上がったネットワークを管理し、運用していく仕事です。
新しくサーバを増やしたいのでFWの設定を変更し通信出来るようにすることや、部門が増えるのでVLANを増やしたりするなどといったことです。

また、ネットワークのトラフィックを管理し、回線の増強などを計画することも運用の仕事になります。
社内のパソコンなどの設備が増えてネットワークのトラフィックが増えていく場合、いつまでに増強する必要があるのかなど計画を立てる業務です。

運用業務の中で手順が確立している設定変更業務などは高いスキルは要求されないので、未経験者からでも、比較的採用されやすい業務となります。
ただ、運用管理を行ってネットワークシステムの更改を計画するなど運用管理者となると高いスキルが必要です。

ネットワーク保守の仕事内容


運用開始したネットワークシステムで障害が発生した場合に対応する業務が保守となります。
障害発生した場合に障害箇所の切り分けなど対応や障害部位の交換なども行います。

基本的には保守は専門の業者が行うことが多いです。物理的な機器の故障対応やログの確認などを行います。こちらも体力の求められる仕事になります。

ネットワーク監視の仕事内容


ネットワークシステムは24時間365日稼働が求められるので、その運転状況を監視する業務となります。
監視をする際の勤務形態は会社によって異なりますが、監視業務は3交代で行われていることが多く、夜勤がある可能性が高いです。休日もシフト制で3日勤務して1日休みという職場もあるでしょう。

ネットワークインフラをシステムで監視していて、ある一定の値を超えるとアラートが上がります。
アラートが上がるとマニュアルに沿って対応を行い関係各所へ連絡します。
その際何時何分にアラートが上がり、どういった処理をしたのかどこに連絡したのかなど細かく詳細に記録しておき、報告する必要があります。

ネットワークエンジニアの1日の流れの相場



(画像引用元:Unsplash)

ではネットワークエンジニアがどのような1日を過ごすのか例を見ていきましょう。

ここでは設計・構築、運用・監視、保守の例を挙げます。

ネットワーク設計・構築の1日の流れ


9:00 出社

朝礼にてその日の作業や移動予定などを上司とチーム内へ報告します。

9:15 メール確認

メールのチェック

9:30 資料作成
提案資料作成や設計書の作成を行います。
また、資料作成に必要な台帳など必要な情報を入手します。

10:00 電話、メール対応
お客様や関連部署からの問い合わせに対応します。

10:30 構築・検証
ネットワーク機器に必要な機能があるのかを確認します。

12:00 昼休み
食事をして昼寝

13:30 構築・検証
午前中の構築の続きを行います。
設計書に沿ってコンフィグを実施

15:00 お客様先へ訪問
営業担当と一緒にお客様先へ訪問し提案内容を説明します。
難しい話を噛み砕いて分かりやすく説明する必要があります。

17:00 メール対応
問い合わせ内容などの回答。
議事録作成など。

19:00 退社

ネットワーク運用・監視の1日の流れ


9:00 出社
朝礼にてその日の作業や移動予定などを上司とチーム内へ報告する。

9:15 障害情報の確認
アラートが上がって障害が起こっていないか確認する

9:30 定常業務
バックアップなど当番で実施する定常的な業務を行う。

10:00 電話、メール対応
お客様や関連部署からの問い合わせに対応します。

11:00 ミーティング
運用改善や新規構築案件など今後運用するシステムや既存の運用について
ミーティングで課題を解決していく

12:00 昼休み
食事をして昼寝

13:00 ドキュメント作成
運用業務の手順の改善案を作成する

16:00 運用設計の打ち合わせ
構築担当者と運用設計について打ち合わせを行います。

17:00 日報作成
日々の業務について実施した内容を報告します。

17:30 退社

ネットワーク保守の1日の流れ


9:00 作業現場入局
時間通りに入局できたことを窓口側に伝える。

9:15 作業準備、危険予測
作業現場の状況を確認し、作業ミスが起こりそうな危険性をお互いに共有する。

9:30 事前写真撮影
作業前の写真を撮影し、作業開始許可を確認する。

10:00 作業開始
お客様から作業許可が降り次第、トラブルシューティング作業を開始する。

11:00 途中経過報告
トラブルシューティングの内容や近況は都度、窓口やお客様に連絡する。
現場側の作業と窓口側の通信確認を繰り返して被疑箇所を絞っていく。

12:00 昼休み
食事をして休憩

13:00 作業再開
トラブルシューティング作業を再開して、被疑箇所を特定する。

14:00 復旧作業
被疑箇所が特定できれば、必要に応じて写真確認などを経てから復旧作業を開始する。

15:00 復旧作業完了
復旧作業を終えて、本部側で通信確認が取れる。
復旧確認が取れない場合は、機器の故障などのほかの原因を捜査して、後日機器交換作業を依頼するなどする。

15:30 事後写真撮影、片付け
作業完了証明の写真を撮って、窓口に送付する。

16:00 退局
片づけを終えて、退局指示が出たら作業現場を離れる。

17:00 作業報告書作成
その日の作業内容の報告書を作成する。
次の作業が必要な場合は申請する。

18:00 退社

まとめ



(画像引用元:Unsplash)

ネットワークエンジニアの仕事がどういったものかイメージできたでしょうか。
ネットワークエンジニアの仕事がどういったものか知りたい人にとって参考になれば幸いです。



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