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スマホの電波を良くしよう!
多くの方が、毎日のようにスマートフォンを利用していると思います。
そして、利用者の多くの方が電波が悪いと感じたことが一度はあるかと思います。
今回は、スマートフォンの電波を良くする方法などを見ていきたいと思います。
■そもそもなぜ電波が悪くなるのか?
突然ですが、皆さんは電波が悪くなる時に
どんな場所・どんな状況でスマートフォンを使っていますか?
電波が悪くなる条件として、以下のようなことが挙げられます。
・人混みである
・電波の届きにくい場所にいる
・建物の構造が鉄筋もしくは金属である
・水辺にいる、近くに水槽がある
・地面の近くで使っている
・ストラップを付けている(特に金属性)
・地面と平行にして使っている
など、たくさん出てきます。
特に、一つの範囲にたくさんの人が集まっているような人混みでの通信は
同じ範囲での通信が多いため通信の渋滞のようなものが起こります。
そのため、通信の接続が悪くなり電波が悪いと感じるのです。
また、電波の届きづらい場所にいるというのも電波が悪くなる原因になります。
電波の届きづらい場所というのは、地下や高層ビルの並んだオフィス街などです。
特に、コンクリート構造・鉄筋構造・金属構造の建物は電波を通しにくいため
電波が悪くなりやすいです。
金属構造?と感じた方もいるかと思いますがエレベーターなんかは金属構造になります。
地下も、地上よりも下に位置しているという点で電波が届きにくくなります。
高層ビルの並ぶオフィス街は、高い建物に遮られてしまうため電波が届きにくくなります。
さらに、スマホを地面に対して平行にして使う方は多いのではないでしょうか?
平行といっても、少しの傾きはあると思いますが
平行にして使うよりも垂直に持って使うほうが電波を受信しやすくなるようです。
あとは、スマホを高い位置で利用することも大切です。
比較的、高めの位置で利用することで電波をキャッチしやすくなり、
通信も改善される可能性があります。
これらのことを改善して使ってみると
現在よりも快適に利用することが可能になるかもしれません。
しかし、これらを意識しても電波が良くならないこともあるかと思います。
そんな時は、一度ネットワークの接続を切り、再接続してみるといいかもしれません。
私たちのスマートフォンが電波を受信できるのには、
各地に基地局があり、そこから電波を受信し通信を可能にしています。
基地局は様々な場所にある為、自分のいる場所の近くに繋がることもあれば、
全く遠くの基地局に繋がってしまう場合もあります。
遠くの基地局に繋がってしまうと電波の受信がし辛くなってしまうためです。
一度、ネットワークの接続を切れば、また違う基地局に繋がってくれます。
しかし!これでも接続が良くならない場合もあります。
そんなときの対策としてのおすすめをご紹介していきたいと思います。
■そんなときの対策①
そんなときの対策には大きく2通りあります。
1つ目の対策は、
スマートフォンが主流となった現在では
すでにお持ちの方も多いかと思いますが、
wi-fiがおすすめです。
そもそもwi-fiとは何かというと、
ケーブルを繋げなくとも
ネットに繋ぐことが可能なネットワークルーターのことで、
LANポートがないスマホ・ゲーム機もネットワークを利用することが可能になります。
月に利用できるデータ通信容量の制限が緩い、
もしくは、制限がないことが多いため、
携帯電話のように月に利用できるデータ通信容量を気にしたり、
通信制限による通信速度の低減で困ることもありません。
また、接続の手順も分かりやすく利用がしやすいのが特徴です。
電波の届く範囲は狭いですが、
自宅や会社の範囲内やなどの狭い範囲や、
ポケットwi-fiのように自分の手元に常にある状態であれば問題はありません。
wi-fiを選ぶポイントは、
速度制限が緩くたっぷり使えるものを選ぶことです。
ここを重要視して選ぶことで
ネットワークをより快適に利用することができます。
しかし、せっかくwi-fiを取り入れたのに
時間帯や環境によって通信が快適ではない場合もあります。
例えば、他の電子機器が近くにある場合です。
特に、電子レンジの近くに置いているとwi-fiに接続していても
快適に利用できません。
電子レンジとwi-fiの周波数はどちらも2.4GHzも採用しているため、
電波干渉が起こり、そのせいで通信がスムーズに行えなくなてしまうのです。
私もこれを知らなかったときは電子レンジで温めているのを待っているときに
スマホで動画を見ていても途中で動画が止まってしまって
「wi-fi繋いでいるのになぜ...?」と感じていましたが、
周波数の問題ということに驚きました。
他にも、自宅であればwi-fiの設置する位置も重要です。
部屋の隅や、テレビなど何かの裏側、床にそのまま置いているなど
このような状態ではwi-fiの通信が悪くなってしまうかもしれません。
では、どうすればいいのか。
まず、部屋の隅に置いているという場合は、
wi-fiルーターをできるだけ自宅の中心に設置し、
接続している端末が囲んでいるようなイメージで
さらに、何かの後ろではなく見通しのいい場所に設置すると良いです。
また、床にそのまま置いているよりも
地上から最低でも2~3メートルは高い位置に
設置したほうが通信が悪くなることが少ないです。
wi-fiをそのまま床に置いてしまうと、
電波が床に反射してしまい電波の通りが悪くなってしまいます。
wi-fiは、通話を頻繁にするという方よりも、
動画などのデータ通信の掛かるものをよく利用するという方にお勧めです。
■そんなときの対策②
2つ目の対策は、自宅にフェムトセルを設置するというものです。
フェムトセルというのは、小型の基地局のことです。
つまり、フェムトセルを設置すると自宅が基地局になり
身近に基地局ができて通信が早くなるのです。
使用料は掛からず、キャリアに申し込めば無料で借りることができます。
但し、設置には固定のブロードバンド回線・光回線が必要になります。
(固定ブロードバンドに繋ぐことにより、
音声通話で音質を下げずに会話することが可能になります。)
3Gや、LTEなどの携帯回線に変換されるので、
データ通信だけのwi-fiと比べて音声通話も可能です。
しかし、skypeなどのIP電話を使用している人には不向きです。
ピンポイントで電波を強くしたいときに有効なものなので、
会社や自宅の通信速度を早くしたいという方はフェムトセルがおすすめです。
また、データ通信よりも通話を頻繁に利用するような方にもおすすめです。
■まとめ
いかがだったでしょうか?
電波が悪いのにも様々な理由があり、
それを改善するのにも様々な方法があることがお分かりいただけたと思います。
今後、スマホの通信が悪いな...と感じた際には
ぜひ改善方法を試してみてください!