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日本のネットワークエンジニアに英語は必要?
ネットワークエンジニアの業務について
(画像引用元:Unsplash)
ネットワークエンジニアで仕事をするにあたって、一番重要なのはもちろんネットワークの知識と技術です。
ですが、キャリアを重ねてくるにつれて否が応でも英語でドキュメントを読まなければならない日がくるでしょうし、英語はできるにこしたことはないです。
いわゆるベンダーと呼ばれるネットワーク製品を作っている会社は多くの外資系企業(Cisco、Juniper、F5等々他多数)があり、日本語ドキュメントもありますが、英語でしかないドキュメントもあります。
そうしたドキュメントを読めるか読めないかでも、スキルの向上、エンジニアレベルに密接に関わってくるのではないでしょうか。
英語力について
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一般的に、英語で仕事を行うには最低でもTOEIC730点以上(大学の外国語学部レベル)が必要と言われておりますが、
あくまで私自身のこれまでの経験を踏まえた上で記載すると以下のような感じになるかと思います。
- ・TOEIC450-600点 簡単なメールのみ対応
- ・TOECI730点以上 英語ドキュメントを読みこなし、トラブルシューティングなど複雑な内容のやり取りに対応可
- ・TOEIC800点以上 外国人担当者との電話、口頭でのやり取り、ミーティングに対応可、外資系案件に従事化
- ・TOEIC900点以上 外国人担当者を交えた、英語でのプレゼンテーションや交渉、資料作成対応可
- (私は経験がないですが、外資系のマネージャーレベルでこういった業務が必要な人はこのくらいのスコアあります。ほぼネイティブレベルです)
もちろん会話については個人差があるので、TOEICのスコアのみで判断できません。
仕事では大量のドキュメントやメールの読みこなしが必要になるので、TOEIC730点では少しきつく感じるかと思います。
実際のところ、TOEICのスコアというのは英語力を測る目安でしかなく、実際に業務ができるかどうかが重要になります。
勉強の仕方について
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ここではあくまで私のお勧め英語勉強方法、TOEIC教材を簡単に紹介します。
勉強を継続するには優れた教材や先生に出会い楽しくやるのがベストですね。
リスニング
・『English Journal』
英語でのインタビュー雑誌(和訳あり)ですが、様々な人達のインタビューが聞けるので楽しく聞けます
・『米軍基地ラジオ』
あまりお金をかけずに英語を聞きたいならこれです。地域によって聞ける周波数は違うので調べてみてください。
音楽からスポーツ、時事ネタまでアメリカ人の日常トークが聴けます。
・『アルクの通信講座』
1000時間ヒアリングマラソンなどは定番ですね。
リーディング
・『1駅1題 新TOEIC TEST文法特急』花田 徹也(著)
文法ならまずはこの本からです。
・『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』TEX加藤(著)
文法を究めたいならこの本です。
・『Japan Times』
このサイトは日本のニュースが英語で記載されているので、なじみの時事トピックが英語で書かれており読みやすいと思います。
キャリア例について
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以下に私がこれまで経験した業務の一部を紹介します。
・某外国公共機関の無線LANネットワーク運用監視プロジェクト
(全部で5チーム輪番制で、各チームに英語対応者。外国人担当者との連絡が必要でした)
・某外資系カスタマーサポートプロジェクト
(ヨーロッパ系の企業のため、社内公用語が英語でした)
・某日系企業海外拠点ネットワーク設計構築プロジェクト
(PMはCCIE、メンバーの何人かはアジア、ヨーロッパ出張など国際的なプロジェクトでした)
英語力(当時TOEIC800点前後)があることによって、これらの案件にアサインされました。
ネットワークの技術にプラスアルファで英語力があると、このような海外系の案件にアサインされる確立が高くなります。
ネットワークの技術と英語力を兼ね備えているエンジニアはまだまだ日本では少数派なので、
仕事が獲得しやすい、売り手市場と言えるのではないでしょうか。
結論
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日本でネットワークエンジニアとして仕事をするにあたって、英語を習得しなくても仕事を続けることはできるでしょう。
ただ、英語力があることによってキャリアに広がりができ、選択肢が増えることは確実と言えます。
技術スキルと英語スキルの両方を磨いていけば、おのずと自身にあったキャリアが開けると私は思ってます。
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