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3大キャリアの新プラン、どんなプラン?

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2019.05.24(Fri)

3大キャリアの新プラン、どんなプラン?

先日、3大キャリアから新しいプランが発表されました。

最大で4割安くなるといわれるプランもありますが、
一体どんなプランなのでしょうか?

■ドコモ新プラン、『ギガホ』と『ギガライト』って?

まずはドコモから出る新プランのご紹介です。
種類は2種類で、プラン名が『ギガホ』と『ギガライト』です

ギガホもギガライトも、
通話とデータ通信がセットになっているプランです。
通話は、家族間の国際通話のみが無料という決まりがあるので、
家族以外の人とも電話をしたいという方は、
追加で通話オプションをつける必要がありそうです。

2つのプランどちらを選ぶかは、
月にどのくらいのデータ通信をするかで決まります。

ギガホは、1ヶ月の間で30GBまで高速通信が利用できます。
30GBを超えてしまうと低速になりますが、通信は可能です。

ギガライトは、使用量が決まっているのではなく
1~7GBまでの範囲で使った分だけの支払いをするというものです。
こちらも、利用量が7GBを超えると低速通信になります。

つまり、ギガホはデータ通信を普段から利用する人向けのプラン、
ギガライトはデータ通信をあまり利用しない人向けのプラン、ということになります。

ギガホは、従来のプランで考えると
基本プラン+spモード+ウルトラデータLLパックの
3つのプランが一緒になったようなものです。
この3つのプランを単純計算すると月額で9280円になります。
ギガホは月額で6980円で利用可能ですので金額は約2000円安いプランになっています。
また、ファミリー割引が適応されるとさらに安くなります。
家族内でのドコモの回線利用者数に応じて料金が安くなるもので、
例えば、家族3人でドコモの回線を利用しプランをギガホにした場合、
一人当たり月額で5980円になります。
さらに最初の6ヶ月間はギガホ割というものが適用されて1000円安くなるので、
月額で4980円になります。

ギガライトは、従来のプランで考えると
シンプルプラン+spモード+ベーシックパックの
3つのパックが一緒になったようなものです。
この3つのプランを単純計算すると、
例えば1ヶ月に利用したデータ量が3GBだった場合
月額で5200円になります。
ギガライトだと1ヶ月で3GB利用した場合、
月額3980円になりますので約1000円安く利用できます。
また、ギガライトも家族割が適用されるので、
1000円安くなり、月額2980円で利用できます。

このように、新プランはひとりで回線を契約する人よりも、
家族で回線を契約する人のほうが安く利用できます。

家族で回線を契約する際に適用される割引も、
新プランと同時に登場するもので、『みんなでドコモ割』といいます。
みんなでドコモ割は2回線でひとり当たり500円割引、
3回線以上でひとり当たり1000円割引になります。

ドコモの新プランを見てみると、
ドコモは家族ごとの引き込みを目標にしているように感じますね。

しかし、現在は電話よりもSNSを頻繁に利用する人のほうが多いと感じるので
高速データ通信が使い放題のプランのほうが利用者は増えるのではないかと感じました。
また、通話かけ放題なのが誰でもではなく家族のみというのが引っ掛かりました。
ひとりでも利用できるのに家族間のみの電話かけ放題だと、
ひとり利用の人はあまりこのプランを利用する意味がないと思うので、
家族利用限定のプランにしたらいいのではないかと思いました。

■au新プラン『新auピタッとプラン』と『auフラットプラン7プラス』って?

auも同時期から新プランが登場します。
こちらはデータ通信を多く利用しない人向けの『新auピタッとプラン』と、
使えるデータ通信容量は7GBですが、
SNSのデータ通信容量は消費しないという『auフラットプラン7プラス』でした。

2つ目の、使えるデータ容量は決まっているが、
SNSのデータ通信容量は消費しないというプランは、
対象となるSNSは全てのSNSではなく、
instagram、twitter、facebook、+メッセージなど決まったSNSのみが対象になるようです。
また、SNSの通信料が消費しないように適用されるのは2019年の秋からのようです。
SNSのほかに使えるのは7GBですが、
これはスマートフォンを利用している人の1ヶ月の平均データ利用量で
1~7GBが一番多いからだそうです。
もし、データ量が7GBを超えてしまった場合も通信は可能です。
といっても、速度は300kbpsに下がってしまいますが、
300kbpsでも十分に通信は可能です。
例えば、文字がメインのwebサイトの閲覧、SNSと通話アプリ、
音楽ストリーミング、スマホ用に設計されているゲーム、
また、画質は下がりますがyoutubeなどの動画も視聴することが可能です。
auの新プランでも家族割で安くなるサービスがあるようです。

さらに、auは今年の夏にも新プランが登場する予定です。
5G時代を見据えた、月のデータ通信容量に上限がないプランで、
プラン名は『auデータMAXプラン』です。
月のデータ通信容量を気にせずに利用することができるプランは
日本で初めて提供されるサービスなので注目度がかなり高くなりそうですね。

■ソフトバンク新プラン『スマホデビュープラン』って?

ソフトバンクでも新しいプランが登場します。
『スマホデビュープラン』という、ガラケーからスマホに買い替える人向けのプランです。
基本料は通話+データ通信料が込みで
契約から12ヶ月の間は1ヶ月980円で利用可能です。
5分以内の国内通話と1GBのデータ容量のプランで、
初めてスマホを利用する人にはかなりお得なプランだと思います。

また、新プランではないですが他のキャリアプランと似ているものが
すでに登場しています。

対象のサービスであればどれだけ利用してもデータが消費されない『ウルトラギガモンスター+』と、
使った分だけ支払う『ミニモンスター』というプランです。

それぞれの利用可能なデータ通信容量は50GBまでで、通話のかけ放題プランは付いていないため、
通話オプションを付けないと30秒で20円の通話料が掛かってしまいます。
しかし、料金はウルトラギガモンスター+が月額3480円、
ミニモンスターが最低で月額1980円から利用が可能です。
ウルトラギガモンスター+の対象のサービスは
多くの人気SNS・動画アプリが含まれている為、
auの夏に登場するプランより充実していると思います。

■まとめ

いかかでしたでしょうか?

今回は、3大キャリアの新プランを中心に見てきましたが
皆さんはどのキャリアのプランが良く感じたでしょうか?

私は、それぞれのキャリアプランに合った客層が居ることは前提ですが、
それを踏まえてもドコモの新プランはターゲットの幅が狭いのではないかと感じました。
しかし、他のプランと比べると家族で利用した場合の一人当たりの料金の安さは優っていると思いました。

また、auの新プランは対象のSNSはデータ通信が掛からないというのは
かなり素敵なプランだと思いますが、
受付が開始するのは6月からなのに対して、対象SNSの実装は秋からというのは疑問を感じました。
夏に登場予定の新プランはデータ通信容量が制限なしなので、
そちらのほうが個人的には気になりました。

ソフトバンクは、スマホデビューする方向けのプランを
今頃出すのかと初めは感じましたが、
5G通信の開始に向けて、ユーザーを増やす為なのかもしれませんね。

3大キャリアは電話通信会社なので、
電話に特化したプランが多いですが、
現在は電話を利用する人よりもLINEなどのメッセージアプリを利用したり
メッセージアプリから通話も可能なためそこから電話をかける人が増えていると思います。

今後は5G通信向けの料金プランも次々に登場してくると思いますので、
どんなプランが登場してくるか楽しみですね。



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