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何気なく使っているプロキシサーバーってどんなサーバー?
皆さん、ピロシキはご存知ですか?
中には食べたことがある方もいらっしゃるかと思います。
今回は、そんなロシアのピロシキ・・・ではなく、“プロキシサーバー”についてお話します。
言葉としてITに従事されていない方には、あまり聞き馴染みのない言葉だと思います。
しかし、もしかしたら『2ちゃんねる』を見ていた方は、
「串通す」という言葉を聞いたことがあるかもしれません!
使用例)「串通してるから身元分からない」など
実は、この「串通す」はプロキシサーバーのネットスラングなのです。
プロキシサーバーとは?
まず、上記の例の「身元が分からない」とはどういうことなのか。
そこからご説明していこうと思います。
通常、URLをクリックして、インターネットに接続します。
その時、ネット上の住所である“IPアドレス”を基に接続します。
接続の過程で、身元が分からないように対策はされていますが、
さらに“セキュリティを強化”したものが『プロキシサーバー』です。
セキュリティの仕組み
一般的にイメージされます、
端末 → ルーター → インターネット という流れで接続するわけではなく、
端末 → プロキシサーバーで該当サイトの情報をリクエスト・・・ という過程をふみます。
この過程についてですが、
プロキシサーバーに「このサイトの情報がほしい」と要求し、
プロキシサーバーが「分かった。私が代わりに通信を行います」と
代理でサイトとの通信を行います。
この代理で通信を行うサーバーがプロキシサーバーです。
代理でプロキシサーバーが通信してくれることで、
あたかも、プロキシサーバーがアクセスしているように見せます。
その結果、自分の端末の住所を隠すことができるという仕組みです。
プロキシサーバーのメリット
・アクセス履歴の監視が可能
・インターネット通信が速くなる。
【監視】
大手企業の場合はこのプロキシサーバーの設定が必須のところもあります。
理由は、このプロキシサーバーの経由履歴によって、
従業員の履歴を監視することができるからです。
【速度】
プロキシサーバーによって、ホームページが表示されるまでの時間が速くなります。
例えば、Aさんが見ていたサイトをBさんが見る場合。
Aさんが先に閲覧していた為、そのサイトがプロキシサーバーに
キャッシュとして一時的に保存されています。
それにより、Bさんがプロキシサーバーを経由して通信すれば、
そのサイトのキャッシュが保存されているので、
すぐにサイトを閲覧することができます。
最後に・・・
プロキシサーバーのように、IT用語は難しいイメージがあるかと思いますが、
意外と身近なものも多く、難しくないものもありますので、
ITに興味があるけど抵抗がある方は、気になったIT用語から調べてみてください。
このブログでも、携帯の5GやVRなどよく耳にするIT用語から、2進数などの記事もありますので、
ぜひ、興味があれば読んでください!