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ネットワークエンジニアも知っておきたい助成金の知識

NVA編集部NVA編集部

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2017.07.20(Thu)

ネットワークエンジニアも知っておきたい助成金の知識

今回は、これからフリーランスを目指す人も、すでに起業している人も知っておいて欲しい助成金について説明していきます。

フリーランスのネットワークエンジニアが知っておきたい助成金の特徴




(画像引用元:Unsplash)

助成金とはそもそもどういったものでしょうか。

起業した人にしか関係がないと思っている人も多いと思いますが、実は個人事業主やフリーランスエンジニアも関係してくるのです。
たとえば事務員などで人を雇った場合など、支払った費用の一部を助成金で支援してくれます。

そして助成金の最大の特徴は返済が不要なことにあります。
組織化を進めていくと人の雇用が必要になるので助成金を活用しましょう。

ではフリーランスが知っておくべき補助金について詳しく見ていきましょう。

助成金とは




(画像引用元:Unsplash)

まず助成金についてですが、一言でいえば返済の必要のないお金となります。
主に雇用した場合や賃金を上げた場合などに助成金として国や地方自治体から受け取ることができます。

会社員をやめて独立した直後の頼もしい資金源となってくれますが、受給されるためには様々な条件を満たす必要があります。
ただし、すべての条件さえ満たしていれば、多くの申請があったとしても助成金を受けることができます。

助成金を受け取るには大きく2つ必要なことがあります。

ひとつは助成金の受給条件を満たすことです。
これは助成金ごとに異なるのですが、職業訓練を受けることや人を雇用するなどです。

次に必要なことは助成金に関する申請を行うことです。
条件を満たした上で書類を準備し申請を行います。
つまり、条件を満たしていても申請しなければ、助成金は受給できないのです。

助成金と補助金の違い




(画像引用元:Unsplash)

助成金と似たような制度で補助金というものがあります。
どちらも国や地方自治体から支援される返済義務の無いお金となります。

どちらも後払いとなるので、先にお金を受け取れるわけではありません。

両者の相違点としては、助成金は原則条件を満たすと受給できますが、補助金は予算が限られているため申請をしても受給できるとは限らないという点です。

補助金は受け取るために書類を入念に準備し、社会へ貢献できる事業に使うことを説明したうえで、利益のでる事業であることも説明しなければいけません。
そうして審査を通ることができれば補助金を受給できます。

フリーランスが助成金を申請するメリット・デメリット




(画像引用元:Unsplash)

助成金について分かったところで、フリーランスの人が助成金を受け取るメリット・デメリットについて見ていきましょう。

メリット


なんといっても返済の義務がないため、資金の少ない個人には心強い制度です。
労働者の失業を防いだり、福利厚生を充実させるなど労働者が働きやすい環境を整えた場合に受けることができます。

また、助成金を受給したことがある企業やフリーランスは信頼性が上がり、公的融資を受けやすくなるというメリットもあります。
これは、しっかりとした事業を行い社会に貢献しているとみなされるためです。

デメリット


導入された助成金はやめることができないといった点です。
制度として導入したら、止めたい場合でも簡単に止めることができなくなっています。

労働者にとって助成金の制度を止めることは不利益になるため、不利益の程度や変更内容、妥当性など、トータル的に判断し、妥当であると判断された場合でなければ止めることができません。

また、不正に助成金を受け取ることを防ぐために、審査が厳しいといった点があります。
さらに助成金によっては必要な提出書類の準備だけでも大きな負担となってしまうものもあります。

どういった助成金があるのか


創業促進補助金


https://sogyo-hojo-28.jp

フリーランスとして創業する場合、一定期間内に使った経費の最大3分の2を受給することができます。
最大で200万円まで受給でき、人件費や起業時の各種届け出、設備費、借入金、原材料費などの経費が対象です。

対象経費を確認する必要がありますが、創業時の資金を補ってくれる補助金を活用すれば優位に創業を進めることができます。

ちなみに平成29年は3月31日で終了となっています。
補助金は申請の期限が決められていますので余裕をもって準備をしておきましょう。

人材開発支援助成金(旧キャリア形成促進助成金)


http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/d01-1.html

従業員のキャリア形成に必要な資金の場合は助成金の対象となります。

例えば、従業員に対して技術を身につけるために必要な訓練を実施した場合は、訓練期間中の賃金の一部が助成金の対象となります。

トライアル雇用助成金


http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/trial_koyou.html

支給対象者のトライアル雇用について一ヶ月単位で最長3ヶ月間の助成を行います。
支給額は4万円です。

ハローワークなどを通じて一定期間試用した場合、支給される助成金です。

中小企業退職金共済制度に係る新規加入掛金助成及び掛金月額変更掛金助成


http://www2.mhlw.go.jp/topics/seido/rousei/chutaikyo/chutaikyo_02.htm

退職金の制度です。
掛け金月々の2分の1を加入4ヶ月目から1年間助成します。

業務改善助成金:中小企業・小規模事業者の生産性向上のための取組を支援


http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/zigyonushi/shienjigyou/03.html

事業所内のもっとも低い賃金を引き上げて生産性をあげるための助成金です。
設備投資を行って、業務の生産効率を上げ、賃金を上げた場合はその設備投資の一部を助成します。

支給の条件は賃金引上の計画をつくり、計画どおり引上げた後に賃金を支払うことです。

さらに生産性向上のための設備を導入して業務改善を実施することも必要です。
そしてその設備投資の支払いを行い、かつ、解雇や賃金引き下げなどがないことが条件です。

以上を満たすことが支給の条件をとなっています。

まとめ




(画像引用元:Unsplash)

いかがでしたでしょうか。

ネットワークエンジニアであってもフリーランスなら経営者です。
経営者である以上、助成金についても基本的な事は知っておくと役に立つでしょう。

この記事ではフリーランスのネットワークエンジニアに知っておいてほしい助成金について説明してきました。ぜひ参考にしてください。



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