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ここ数年のITエンジニアの人口推移

NVS編集部NVS編集部

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2018.03.22(Thu)

ここ数年のITエンジニアの人口推移

近年、あらゆる面でデジタル化が進んでいます。特に気にしていない部分でもクラウドが導入されているなど、ほんの数年前よりもITと生活が密接するようになりました。
そのような生活を支えているのはITエンジニアの存在です。
ではITエンジニアの人口推移はどのようになっているのでしょうか?

ITエンジニアの人口推移は国が集計している


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ITエンジニアの人口推移をどのように集計しているのかと疑問に感じる方も少なくないでしょう。実はITエンジニアの人口推移は国が集計しています。主に三つの方法で集計し、公表しています。
一つは5年に一度行われる国勢調査のデータに基づく発表です。これは職業欄によって集計しているものと想定されます。
そして二つ目がIPA(情報処理推進機構)が毎年発表されている「IT人材白書」です。この「IT人材白書」は書籍版とwebからダウンロードできるpdf版があり、pdf版は簡単なアンケートに答えるだけで誰でも読むことが出来ます。無料とは思えないほど情報量が多いので、興味がある方は一読してみるのもよいでしょう。
三つ目は経済産業省が資料を発表しています。ホームページにて様々な資料を公表しているので、こちらも併せて一読することをお勧めします。

IPA(情報処理機構) https://www.ipa.go.jp/index.html
経済産業省 http://www.meti.go.jp/

ITエンジニアの人口推移はどのようになっているのか?


上述した通り、集計方法には様々なものがあるので、それぞれ数値が違うのが現状です。今回は「IT人材白書」より、興味深いデータを抜粋してみました。

2009年度調査:77.1万人
2010年度調査:76.6万人
2011年度調査:77.8万人
2012年度調査:79.6万人
2013年度調査:81.9万人
2014年度調査:84.1万人
2015年度調査:85.4万人
2016年度調査:88.6万人

近年のIT化に伴うように右肩上がりに増えています。7年間の間に約11万人の増加です。
しかし2010年度だけ、減少となりました。これはなぜなのでしょうか?

2010年はなぜITエンジニアが減少したのか?




2010年のみ減少した理由の一つとして、リーマンショックが挙げられます。リーマンショックによる不景気のあおりを受けて、ITのユーザー企業がIT投資を一気に抑えたため、ITサービスを提供する企業は、採用停止や社員のリストラに追い込まれました。もちろんIT業界だけではなく、他業種においても厳しかった2010年ですが、ここまで人口が減った業界もなかなかないといわれています。そこから景気が回復し、ITが身近になるなどしたため、ITエンジニアの人口も増加傾向へと転じました。

=人材不足に陥っている現状=

様々なメディアで報じられていますが、いくらITエンジニアの数が増加傾向になっても、人材不足であることは変わりが無いのが現状です。経済産業省の技術者の供給人材数と不足人材数から数値を見てみましょう。

2015年:供給人数918,921人/不足人数170,700人
2016年:供給人数921,082人/不足人数194,600人
2017年:供給人数922,491人/不足人数218,976人
(IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果/経済産業省 より)

このように供給人数は微増しかしていないのに対し、不足人数がどんどん増加しています。「2020年問題」「2030年問題」という言葉もあるように、これからどんどんITエンジニアが必要になってきますが、人材不足を解消する術がないのが現状です。

今後のITエンジニア人口予測




では今後のITエンジニアの供給人数と不足人数はどのようになるのでしょうか?
先ほどの「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」では、今後の動向をこのように予測しています。

2019年:供給人数923,237人/不足人数268,655人
2020年:供給人数923,002人/不足人数293,499人
2025年:供給人数902,789人/不足人数429,611人
2030年:供給人数856,845人/不足人数586,598人

2019年をピークに入職率が退職率を下回り、産業人口は減少傾向になると予測されています。これは日本国内の人口減少と少子化に伴い、他業種ももちろんですが、ITエンジニアとして就職する人材が減ってしまうのです。新しい人材が増えないのにも関わらず、平均年齢もどんどん上がっていってしまい、結果的にITエンジニアの数を減らすことにつながります。これは人口減少と少子化が招いた弊害なので、打つ手がないというのも現状です。

このように、ITエンジニアの人口推移は「予想外に見通しが悪い」という結論です。
しかし、今からITエンジニアとして活躍すれば、来たる人材不足の未来にて、好条件で勤務することが可能です。今からスキルを磨いて、今後に備えるのがベターな選択でしょう。

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