IT業界の資格・学習方法

(画像引用元:写真AC

IT関連の技術者のなかで、高い専門知識やネットワークスキルが必須ともいえるネットワークエンジニア。加速するグローバル時代の到来とともに、ネットワーク構築から運用、セキュリティまでネットワークエンジニアの果たす役割は多岐にわたります。そこで今回は、ネットワークエンジニアが取得すべき必須の資格についてご紹介します。

ネットワークの基礎知識と応用力が評価される国家資格2選

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(画像引用元:写真AC

ネットワークエンジニアの資格のうち、基礎知識と応用力が高く評価される国家資格の取得は必須といえます。ネットワークエンジニアとして仕事をする際には、必ずしも専門資格が必要とは限りませんが、技術者としての能力を証明するために取得しておくとよいでしょう。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワークスペシャリスト試験は、経済産業省が実施するネットワーク技術の専門性を評価する国家試験です。IT資格試験のなかで最も認知度の高い情報処理技術者試験の区分に含まれ、最上位である高度情報処理技術者試験となります。

受験資格や年齢制限はありませんが、ネットワークスペシャリスト試験の対象者象について以下のように記されています。

高度IT人材として確立した専門分野をもち、ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者
(引用元:情報処理技術者機構|情報処理技術者試験)

情報処理技術者試験のなかでも、合格率は14.8%(平成27年度実績)と、超難関の試験として知られています。試験は年に1度のみで、毎年10月の第3日曜日に各地の試験会場で実施されています。

情報セキュリティスペシャリスト試験

情報セキュリティスペシャリスト試験は、ネットワークエンジニアには欠かせない資格として注目されています。ネットワーク運用にかかわる情報セキュリティの専門知識を要する人材の需要が拡大しているのです。

試験は、春期と秋期の年に2回、全国各地の試験会場で実施されています。年齢制限や受験資格もなく、誰でも受験することができます。ただし、合格率は15.6%とネットワークスペシャリスト試験に続く超難関であることを覚悟しておきましょう。

情報セキュリティスペシャリスト試験の対象者象については以下のように記されています。

高度IT人材として確立した専門分野をもち、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守において、情報セキュリティポリシに準拠してセキュリティ機能の実現を支援し、又は情報システム基盤を整備し、情報セキュリティ技術の専門家として情報セキュリティ管理を支援する者
(引用元:情報処理技術者機構|情報セキュリティスペシャリスト試験

2017年からは、情報セキュリティスペシャリスト試験を引き継ぐ形で、「情報処理安全確保支援士試験」が新たに施されます。

ネットワークエンジニアの能力を証明するベンダー資格2選

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(画像引用元:写真AC

ベンダー資格とは、民間の企業や団体が実施している資格試験のことです。主に、IT関連の機器や製品を製造・販売する世界的な企業によって行われています。ベンダー資格の難易度は極めて高く、合格すればネットワーク技術者としての高い能力を世界に証明することができるのです。

Cisco認定資格

Cisco認定資格は、アメリカに本社を構える世界最大のコンピュータ製品開発企業シスコシステムズ社(Cisco  Systems,Inc)が実施する認定資格です。世界的な認知度も高く、ネットワークエンジニアとしての優れた能力を証明する資格といえます。

Cisco認定資格では、6つの認定分野とそれぞれに3段階の認定レベルの試験が実施されています。下位の資格に合格しなければ上位の試験の受験資格は与えられません。なかでもネットワークの基礎レベルを認定するCCNAは、ネットワークエンジニアには必須の資格として高評価を受けています。

LPIC

LPICとは、世界規模で実施されているLinux技術者認定制度です。Linuxは、コンピュータのOS(オペレーティングシステム)のことで、オープンソースのソフトウェアとして世界では圧倒的なシェアを誇っています。

LPICは、インターネット分野での認知度も高く、多くの企業で取得推奨資格として認定されているとのこと。試験は、レベルに合わせて3段階に分かれており、年齢制限や受験資格はありません。ネットワークエンジニアを目指すのなら、是非取得しておきたい資格のひとつといえますね。

(参考元:LPIC|LPI-Japan

まとめ

いかがでしたか。ネットワークエンジニアに必須の資格を厳選してご紹介しました。ネットワークの基礎から応用まで、幅広い知識とスキルが求められるネットワークエンジニアにとって、専門資格は能力をアピールするツールとして効果的です。ネットワークに関する基礎知識を充分に身に付けたうえで、是非チャレンジしてみてくださいね。

この記事を書いた人

ikemoto
ikemoto

読書と映画、ドラマ鑑賞が趣味の50代。人生経験を活かしたライティングを心がけながら、新しい分野にも積極的に挑戦していきたいと思います。
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